【シェアハウスってなぁに?】
シェアハウスとは、一つの家を複数の人と共有して暮らすことをいいます。
キッチンやリビング、シャワーなどは住人全員で共有し、掃除は分担しています。
シェアハウスに住む同居人は、最初は全くの他人同士ということになります。最初はもちろんですが、仲良くなったとしても、お互いのルールをきちんと決め、守り、快適に暮らす気遣いが必要になります。
シェアハウス・スプーンフィールドって、どんなところ?
パニック障害、発達障害、摂食障害、家族からの自立、処方薬・恋愛などの依存症からの回復を願っている仲間たちが家庭的な雰囲気の中で、規則正しい生活リズムを取りもどし、新しい考え方、新しいコミュニケーションを身につけていくところです。
シェアハウス・スプーンフィールドが大事にしていること
【日常生活すべてが心を磨く】
日常生活を営むために必要な様々な作業を、住人全員で分担をしています。掃除、食事の準備などを、ただ、漠然とこなすのではなく、集中し、心を込めて行うことによって心が静まり、心が磨かれていきます。
行為と意識は、繋がっています。自分ではコントロールできない深い意識にアプローチするには、行為から入ると大変有効です。
【ひとりじゃない】
私たちは、元気な時もあれば、元気のない時もあります。
どんな時でも、ごはんを一緒に食べたり、話したり、笑ったり、泣いたり・・・時間を共有しています。
生きた人間関係の中で、自分自身を見つめなおし、自分の考え方のクセを知り、新しい考え方のクセを身につけています。
シェアハウスを利用すると、どんな変化が見られるの?
① 睡眠障害で睡眠薬が手放せなかった方の場合
自分の気持ちに意識を向けて、自分自身の不安や焦りを受け止め、仲間に話すことで
少しずつ、薬を飲まなくても規則正しい生活が送れるようになります。
② ひきこもって10年。社会との接点が全くなかった方の場合
共同生活を通して、人とのコミュニケーションや仕事の進め方を学び、自分を発見して、
好きなことが仕事として生かせるようになりました。
③ 親子の喧嘩が絶えなかった方の場合
子どもがひきこもっていると、親も“なんとかしてあげたい”という焦りを感じ不安になります。
でも、そう簡単にはひきこもりから抜け出すことは出来ません。なぜなら、親子関係に、「甘え」がでやすいからです。そして、うまくいかないイライラを、暴言や暴力という形で表現してしまいがちです。
ひきこもっていた頃は、気持ちをうまく表現できず、イライラすると親子喧嘩をしていた I さん。
今では、お子さんが、シェアハウスに入ることで親子の程よい距離感を保てるようになり、お互いの気持ちを伝え合うことが出来るようになりました。
【コミュニケーションの方法を練習するために】
生まれ育った環境の中で、思っている事をなんでも話しをする習慣がなかった私たちは日々の生活を通して、自分の気持ちに気づいて、言葉にする練習をしています。
練習するための か・き・く・け・こ
【か】んじたことに(自分の感情に)
【き】がついて(心の整理をして)
【く】ちに出す(相手に伝える)
【け】いこしよう(相手の心を思いやって伝えるけいこ、自分の気持ちをわかりやすく伝えるけいこ)
【こ】うどうしよう(行動できたから、“自分をほめよう”、相手に感謝の気持ちを伝えよう)
どんなスケジュールなの?
◇タイムテーブル◇
7:00 起床
7:30 朝食
8:15 片付け・ゴミ出し
8:45 朝のミーティング
9:00 掃除
9:30 自由時間
12:00 昼食
12:40 片付け
13:00 自由時間
17:30 夕食準備(多少前後します)
18:30 夕食
19:00 夕食片付け
19:30 夜のミーティング
21:00~ お風呂(お風呂場かシャワールーム)
00:00 消灯
※時間はおおよその目安です。
※毎週日曜日にCoDAミーティング、月曜日にEAミーティングを行っています。
みんなの活動スペース
ここで、勉強したり、お菓子を作った り、本を読んだり,仲間とお茶を飲みながら話したり・・・
活動スペースに使っています。
ベッドルーム
二段ベッドを使った、ドミトリーのよう になっています。